伝説の男、イノマタ。音楽、ロック狂の若者が目覚めたもつ焼【焼く】何を想い、焼いているのか

 新宿の思い出横丁で大人気となった「もつ焼きウッチャン」の2号店が渋谷・百軒店にオープンした。この2号店を立ち上げ、切り盛りするのは新宿の思い出横丁を行列のできる人気店にした猪亦剛聡。茨城のから仕入れている新鮮な「もつ」を毎日串に刺し、シンプルに焼いてカウンターから提供するその今の姿からは、想像ができないが、猪亦の上京のきっかけは音楽を志したことからだった。

「もつ焼きの食材、刺し方、焼き方、味で、口にした時の食感や味の表現の幅が広がっていくんです。それはまるでバンドのジャムセッションようなものですね」。そう「もつ」の魅力をバンドと照らし合わせて語る猪亦は、自分なりの「ウッチャン」をどこに見出そうか日々考え続けている。そんな猪亦の名をもじった「イノチャン」の暖簾と店先の赤提灯が今日も渋谷の百軒店の街を活気づけている。

※本掲載内容は2017年の取材時の情報となります。

Photographs By: 間澤智大

Text & Edited By: 岩井謙介

Journal 2 / Chapter 1KIWAの厨房

私たちは最後の仕事をしているだけだ。 私たちの周りには、丁寧に野菜を作る人や狩猟する人、漁師がいる。 それらを私たちの所まで運んでくれる人がいる。 こういった人たちに支えられ、最後にこれらの食材を調理しカタチにし、初めて私たちの仕事は成り立つ。 この舞台で料理が作れる食の仕事は、とても楽しい。

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