伝統美光る染物Dyehouse HIRAKIYA
山乃尾で使うひざ掛けを注文するため平木屋を訪ねた。緑草音にかかる暖簾もここからやってきたものだ。 平木屋の手ぬぐいや暖簾は、ひとつの型から限られた枚数しか生産されない。出来上がった手ぬぐいや暖簾の美しさは、ひとつひとつ手間暇をかけて作った時間の積み重ねと伝統の継承によって成し得る技だ。創業から200年もの伝統を継承してきた平木屋で見る、かつての和菓子屋や酒屋の暖簾で使用した型版は、今なお、普遍的な美しさを漂わせていた。
(Journal1 Chapter3)
Information
- 伝統美光る染物
- 石川県金沢市片町 2-31-38
- Tel: 076-231-5677
- Web Site: https://www.hirakiya.info
社長と企画開発担当が通りを歩いている時に、たまたま立ち寄った創業200年の暖簾屋。偶然のきっかけから伝統美が KIWAの世界に加わる。
Photographs By: 間澤智大
Text & Edited By: 岩井謙介